こんにちは、ねこじまです。
現在うつ病になり、休職しています!
入社して1年ちょっとですが、まさかこんなことになるとは…といった体験談です。
本記事は、こんな人向けに書いています。
☑︎ 体調が悪く、近いうちに休職を考えている
☑︎ 体調はそんな悪くないがとっとと診断書をもらって休職したい

みっちり話していくよ〜
うつ病になった経緯
就活から就職へ
元々自分は就活でやりたいことが見出せず、
最終的には「もしかして、自分って特に何もやりたくないんじゃないか?」と
思ったりもして、学生時代は結構絶望してました。

当時は受けてた企業を最終面接土壇場で蹴ったり、後半は休学を考えてインターン枠にも応募したりと、かな〜り迷走していたよ!
実際、自分何やってんだろうと自暴自棄になっていた期間もあり、
死んじゃおうかなと思ったり、泣きまくって部屋に引きこもったりと、
ぶっちゃけその時の方がうつ病だったんじゃないかってレベルで落ち込んでました。
でも「休学する1年」と「そこまで納得の行ってない企業で過ごす1年」を比較してみたところ、後者の方が後悔する点は多少あるだろうけど、人として成長できるだろうなと思い、就職活動を続けることにしました。

「就職活動をもう1回したとしても全部の企業は見れないし…」
「休学すると空白期間が指摘されるし..」
今思えば、ワーホリに行くとか旅をするとか色々な選択肢があったはずなのに、なぜか頭が真っ白になっていたよ!
そんな中今の会社を「なんとなく」受けてみて、合格。
ホワイト企業だし、働きながらやりたいこと見つけられればいいかな、
ということで内定承諾しました。
就職から違和感へ
元々、ねこじま自身の海外経験がかなり長いこともあり、
ザ・日系企業に入ったことで違和感ありまくりでした。

なんで先輩のこと立てなきゃいけないんだっけ?
本音と建前を分けるのって大変だなぁ…
入社1日目からめちゃくちゃ嫌だったわけですが、
裏で密かに「1年くらい日本の社会人(日系企業)というものを経験すべきだホイ!」という目標を掲げてなんとか腹落ちさせていました。
でも社会人になると「3年目になったら」とか「マネージャーになったら」とか、ある程度はやっぱり会社に残る前提でキャリアを積み上げる話しか表に出てこないんですよね。
さらに、いざ誰かが1−2年で辞めると「あ〜◯◯さん辞めちゃったね」という言われようなので、段々と自分も「辞めたら負け」と思うようになっていきます。
辞めたい、でも辞めたら負け…
本音は話せない、でもこの会社選んだの自分だし…
最初こそは意見もちゃんと言うようにしていましたが、
自分の伝え方がきっと悪いのもあるのですが、なんだか煙たがれるようになり
半年くらい立つと、周りにほぼ建前でしか接しなくなりました。

今思えばここからがダメだったのかもしれないね
違和感からうつへ
「会社に貢献しないと楽しくなることはない」と思って、
当時は全社会の運営メンバーになったり、
率先して事業改善・業務改善の案を上司に出したり、
一時期は新規事業のプレゼンも経営陣に行ったりもしていました。
普段の業務も(根本的にやる気はないにせよ)
ミスがないようにしっかりと着実にこなすようにしていました。
でも、ですね。
別に楽しくはないんだよね。
そんなこんなでようやく1年が経ち、辞めようかとなるかというと、
怖いから辞めないんですよね!

このチキンが!(ガビーン)
仕事は楽しくなくて当たり前、
楽しさを求めない方がいいという結論に至ったのもあったのですが、
「辞めたらニート、辞めたら将来真っ暗…」と言う恐怖もありました。
会社に残りつつ、チーム変えや部署異動を通して、なんとか環境の改善を図っていくわけです。
最終的には、会社の新規事業部に配属されることになり、
元々の制作の仕事から営業に転身することになりました。
幸い、この時の上司がとてもとても素敵な方だったのですが、
会社の命運をかけた新規事業に、今までぐずりまくってたやつが参加したこともあり、
自分が周囲からかなりのプレッシャーを感じるようになっていました。

どう?ねこじま元気になった?楽しそうじゃん!

はい!おかげさまで楽しんでます!(別に楽しくはないんだよね)

ねこっちどーよ?どうなのよ?!

はい、とにかく頑張ってます!(どーよってなんだよ)
ウェットで良い人が多い会社なので、廊下やトイレですれ違うたびに声をかけられたり、心配されたりしてましたが、その度に自分の立場を悪くしないよう建前100%で接していました。
おまけに、この時期から配属先の先輩から地味〜にいびられるようになりました。

なんでそんなこと聞いてくるの?

何言ってるかわからないんだけど。は?
ほとんどの人にとってはなんともないことかもしれませんが、豆腐メンタルのねこじまはこれが毎日続いていたので、イライラや落ち込みなどの感情も全部殺す癖がついていました。徐々に感覚が麻痺して行ったんですね。
ちなみに業務自体も従来の制作も継続しつつ、新規営業と既存営業をジャグリングしていたので、キャパ的にもそこそこ切羽詰まっていたのです。
このあたりから耳が悪くなっていきました。
診断から休職に至るまでの流れ
症状が悪化し、ついにうつ病を診断される
数週間は、毎日こんな状態が続いていました。

ねこじま、楽しんでるじゃん!

お、ねこっち今の部署どんな感じよ!

ねこじま、死ぬ気でやれよ!

はい!!

楽しい!!

タノシイ…
耳が悪くなってからは、簡単な計算ができなくなり(掛け算に1時間くらいかかったり)、
自分の言いたいことがうまく言葉にできなかったり、
人の言ってることを理解するのに時間がかかったり。
最終的には、視界の真ん中あたりしか認識できなくなったり、
黒い雲(見えない)に体が覆われるような、イヤ〜な感覚が続きました。
そしてついに彼女の勧めで心療内科に行ってみると、

うん、それうつ病だから!

薬と休職指示出しとくから!
ということで、上司に診断書を見せ、
産業医に面談をしていただき、
1週間後に晴れて2ヶ月間休職することになりました。
「非定型うつ」と休職期間の過ごし方
今回、ねこじまは具体的には「非定型うつ」と言うものを診断されました。
こちらは比較的新しいタイプのうつ病で、いわゆる世間一般に知られている「重いうつ病」とはちょっと違います。
非定型うつの概要
非定型うつ病は、特に20~30代の女性に増えている心の病気。
従来のうつ病だと、何をするにもやる気が起きず、ずっと気分が落ち込んだままになりますが、非定型うつ病は自分の嫌なことに対しては憂鬱になり、体調も悪くなりますが、好きなことや楽しいことがあるとまた元気になるようです。
簡単な比較図がこちら!

参照:http://www.shaho-net.co.jp/mental-health-kouza/column/03.html

「甘え」と処理されてしまったらおしまいだけど、症状が悪化すると他人の言動に敏感になってパニックを起こしたり、小さいことでも落ち込んだりと、非定型うつでも感情の抑制が効かなくなるみたいだね。
休職期間の過ごし方
そんなこんなでうつ病を診断されたわけですが、
実は心療内科って少々オーバーな診断をしがちなのです。
というわけで、自分は多分「うつ病になる一歩手前くらいのところだったんだな」という認識だったので、ひどくなる前に休職できて良かったなと思っています。
今では2週間に1回程度のペースで心療内科に通院しつつ、
基本はブログを書いたり、写真を撮ったり、読書やゲームをしたりと、
かな〜りのんびり自由に過ごしています。
ドクター曰く「休職の時は1に休養、2に薬」ということで、実際に毎日薬も飲んでいますが、今のところ体調が悪くなることはなく順調に回復しています。
休職期間の過ごし方は人それぞれだと思いますが、
2. 気の向くままに、やりたいことをのんびりとやること
上記が重要だと感じます。

ちなみに「休職=夏休み」という感覚でいて派手に旅行したり、バイトを始めたり、転職活動を始めたりすると、会社にバレた時に解雇される可能性があるよ。「復職する前提」での休職ということだから、もちろんリラックスはしつつ、遊ぶなら慎重にということだね。
休職期間中は傷病手当がもらえる!
当然、休職期間中は働いていないので「給料」が発生することはありませんが、
適切な手続きをすれば「傷病手当金」がもらえることになります。
休職期間でもらえる傷病手当金の計算方法はこちら。

詳しい情報は色々なサイトに掲載されているので、ぜひ調べてみてください!
自身の所属している保険組合も、電話すれば丁寧に説明してくれますよ。
とにもかくにも、上記の条件を満たす以前に「医師による診断書」が必要となるので、
診断書=休職者のバイブルという風に覚えておきましょう。
まとめ:休職をするにあたっての気付きと反省
以下、ねこじまによる休職についての気付きや反省になります。
ストレス対策さえしてれば、大丈夫だったかもしれない
今回、ねこじまがうつ病になった(なりかけた)理由はかなり明確ですが、
そもそもこの環境を自分で選んだという事実があると同時に、
当時ストレス対策として筋トレやブログを怠っていたことも症状悪化に繋がっていたのだと思います。

どこで働いたって多少なりともストレスはあるんだから、
ストレス対策をルーティン化しておく必要があるよね。
それでも休職を通して気づけたのは、
「ストレス要因が多いところでストレス解消に時間と労力を割く」より、
「比較的ストレス要因が少ないところで働く」方が、
圧倒的に効率的だしいいよね、と言うこと。
ねこじまが病んだ明確なきっかけは、
自分を隠し続けて、本音で誰にも話せずに業務を背負ってしまっていたから。
明確な学びがあるので、次の職場(もしくは復職後は)、怖くても面倒でも自分の意見をしっかりと伝える癖をつけたいと思います。
休職するよりかは、楽しく働いてる方が確実にいい
これ、当たり前ですね!
楽しく働ける環境であれば、精神面が健康になれるだけでなく、収入もより安定します。
ただし裏を返すと、
「楽しく働けない状態になってしまっているのであれば、休職を考えてもいい」
ということです。
ねこじまは「幸せになるために人間は生きている」という信念があるので、
幸せになれない(むしろ不幸な状態)が続いているのであれば、
休職を一つの手段として考えてもいいと思います。
もちろん、まずは自分が何をストレスに感じているかを明確にして、配置転換などを通して環境の改善を図っていくのも重要です。
ただ、人によっては「それでもダメだった」なんて人もいるかもしれません。そんな方は、ぜひ休職というものを考えてみてください。
手続きさえすれば収入ももらえるし、自分に向き合う時間がめちゃくちゃ増えるので、
退職して次を考えたり、逆に新たなモチベーションを持って復職する道も出てくるわけです。
この2ヶ月間ねこじまもゆっくり自分と向き合い、
復職や退職を含めて自分の将来についてじっくり向き合おうと思います。
ブログの更新も滞っていますが、もう少し更新できるように頑張りますね。

休職は逃げじゃないし、終わりでもない!
皆さんもお体とメンタルに気をつけてね!
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