【ロシア旅②】シベリア鉄道に乗ってバイカル湖まで行ってみた

ロシア

こんにちは、猫島です。

念願のシベリア鉄道に乗って、10泊で約10,000キロを旅しました。

ルートは以下の通り:
・ウラジオストク
・イルクーツク
・リストヴァンカ(バイカル湖)
・モスクワ

今回はロシア大陸横断の実践編:ウラジオ〜リストヴァンカ(バイカル湖)編です。

この記事を読んだ方が、少しでもロシアに興味を持ってくれればと思います!

ウラジオストク空港から、市街地へ

成田空港から約2時間で到着。意外と早いものです。

ロビーに降り立つと、何人ものおじさんたちが「市街地まで送ってやるよ」と話しかけてくるのですが、無視。SIMカードを購入し、マルシュルートカ(ロシアの小型バス)で市街地まで移動します。

ホテルに到着して、一休み。破格の値段(1000円)に感心していたら、なんと相部屋だった!

ロシア人のおじさんと宿泊することになりましたが、日が暮れる頃には友達になり、チョコレートを奢ってくれました。素敵なおじちゃん。

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ちなみにおじちゃんはノボシビルスク(中央ロシア)に住んでいるらしく、アプリで滞在理由を聞いてみたところ、「警察が息子を探している」という返事をいただき…。

ねこじま
ねこじま

アプリの誤変換なのかよくわかりませんでしたが、かなりビックリだったよ!

念願のシベリア鉄道に乗車!

1泊しておじちゃんと別れたのち、ウラジオストク駅へ。
モスクワまで約1万キロ。たった一人で大丈夫なのか、、、

意外にも快適な3等車(プラツカルタ)

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このようにコンパートメントになっていました。

真ん中には折りたたみ式のテーブル。便利ですね~

自分は左下の席。座席としてもベッドとしても使えて、下に荷物も入れられます。
シーツや枕は、上の棚に格納されています!

いつまで停車してるんだろう〜とボヤボヤしてると、ガタンと動き出し始めました。

さすがにロシア全土に渡って30駅以上もあるシベリア鉄道に極東から乗車する人は少なく、車両全体に15人、コンパートメントには自分だけでした。

気づいたら友達たくさん

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徐々に乗客が増えていき、気づけば車内は満員に。

カザフスタン人の親子や、中国人や韓国人の旅行者。ロシアの軍人も乗ってきます。
バックグラウンド豊かな乗客と、3日間同じ屋根の下で生活することになりました。

不思議なことに、国も身分も全く異なるのに、なぜか友達になれちゃいます。

もちろん言葉は通じません。
アプリを使って翻訳したりもしますが、結局は会話の大半がジェスチャー。
でもとにかく分かったとき・分かってもらえた時の感動が凄い!

一緒にカードゲームをしたり、食事を分けてもらったり、写真を撮ったり。
あ、タバコは吸っちゃダメですよ。車内全面禁煙です。

ねこじま
ねこじま

人生の宝物になった3日間だったよ!

イルクーツクで途中下車し、バイカル湖を観光

イルクーツク駅で降りて、1時間ほどマルトーシカに乗ってリストヴァンカという町に移動します。

全面氷ったバイカル湖を目の当たりにして戦慄Σ( ̄□ ̄|||)
さすが世界遺産。

実は「生物進化の博物館」とも呼ばれていて、日本人の祖先であるブリアート人がここで誕生したとの説もあるんですね~

綺麗なのはいいんだけど、とにかく寒い

凄い!氷!わあ!

いや、でも、さみーんだけど。

お忘れの方もいるかもしれませんが、これは2月末のロシア。
外の気温は-10℃、体感温度―20℃です。

スキーリフトに乗って雪山に行くと―15℃くらいまで下がるので、防寒対策がとにかく重要です。

ねこじま
ねこじま

ちなみに、猫島は3着しか着てなかったよ。真似しないでね。

Guest House Gavan Baikalaに宿泊

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今回宿泊したのはGuest House Gavan Baikala。
バイカル湖畔に位置する、とても素敵なロッジです。

3日ぶりのシャワーは、まさに極寒の世界からの解放!
お湯の一滴一滴が毛穴という毛穴から、心臓の奥へと染み込んでいく感覚。
人生これほどまでにシャワーを気持ちいいと感じたことはありません。

ついでに洗濯もしちゃいます。
さっそくフックと麻糸を使って簡易モノ干し竿の完成です。

列車で買ったバイカル湖の淡水魚を食した後は、フカフカベッドで熟睡。

暖かいし、スタッフも親切だし、もはや天国でした。

スキー場のチェルンスキーピークで絶景

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バイカル湖はロシア人にとっても観光地なので、意外と混雑。

犬ぞりに乗ったり、湖の真ん中にある島に行ったりできるみたいですが、

猫島はとりあえずスキー場の雪山を登りました(何故)。

スキーリフトに乗って雪山を進むと、チェルンスキーピークというバイカル湖を一望できる場所にたどり着きます。

とにかく景色が美しい!

転んだら確実に死ぬであろう岩に乗っかってポーズするロシア人も印象的でした。

下山した後はバイカル水族館のバイカルアザラシ(かわいい)で和もうと思っていたのですが、
病的なまでに水槽をぐるぐる周っていたのでドン引き。

ねこじま
ねこじま

バイカルアザラシ、ストレス感じてるんだね…。

再びシベリア鉄道に乗って、モスクワへ


マルシュルートカに乗って、駅に戻ります!

実はモスクワ行きの列車が午前3:52発
駅に到着したのは、午後9時過ぎ…(夜中は急激に冷え込むので早めに来たかった)

イルクーツク駅でひたすらに暇を潰すことにします。
持ってきた本を読んだり、よく分からないロシアンポップスのミュージックビデオを眺めたり。
お土産に買ったマトリョーシカ(写真)で遊んだりして、待つこと6時間。

「ぶっちゃけ10万キロも走ってると遅延やばいんじゃね?」と思う方もいるかもしれませんが、
シベリア鉄道の発着時刻は驚くほど正確なんです(今回も3:52ちょうどくらいに到着)

次回はロシア大陸横断の後編:イルクーツク〜モスクワ編です!

ねこじま
ねこじま

ついに日本人に遭遇したよ!

【ロシア旅③】首都モスクワでロシア美術を堪能してみた
シベリア鉄道を下車し、モスクワを観光。シャワーを浴びれずに病んでいる日本人との出会いや、クレムリンの探索を楽しみました。

comments

  1. みみっちょ より:

    今秋にシベリア鉄道旅行を計画している者です。猫島さんのレポ、楽しく拝見させていただいております。貴重な体験シェアしていただき、大変ありがたいです。
    一つ質問があるのですが、イルクーツク駅で深夜3時の電車を6時間待ったとのことで、私もいくつかの駅で途中下車をしようと思っており計画していたところ、深夜発の列車に乗り込まなければいけないという問題にブチあたりました。
    深夜に駅で列車を待っているときの安全面はどうでしたか?深夜でも駅員さんは駅にいるのでしょうか?トイレなどもあるのでしょうか。駅にもよるとは思うのですが、イルクーツク駅での体験を少し聞けると大変参考になります。当方、女性の一人旅で深夜での列車待ちは少々懸念しております。

    • ねこじま ねこじま より:

      みみっちょさん
      コメントありがとうございます!当ブログの体験記がお役に立てているだなんて嬉しい限りです(^^)

      イルクーツク(Irkutsk Irkutsk-Passazhirskiy)は比較的大きな駅で、24時間オープンのファストフード店や有料の仮眠室が設置されていました!深夜便に乗る人も多く、2:00-3:00AMでも人はチラホラいたので安心でした。トイレもあり、駅員もちゃんといました。

      ただし、本当に駅によりけりだと思います、、、イルクーツクはもちろん、ウラジオストクやモスクワなどの主要駅であれば問題はなさそうですが、マイナーな駅になると人気ひとけも少なく、ちょっと怖いかもしれません。

      主要駅だとしても荷物は必ず抱き抱えるかワイヤーロックで固定し、目を離さないようにしていました。海外でパスポートやお金を盗まれたらせっかくの旅が台無しになってしまうので、そこまでやるかというレベルで盗難には注意していましたよ!(^^;)

      差し支えなければ、深夜の待機をすることとなってしまった駅名はどちらか教えていただけますでしょうか?ねこじまで調べられるものがあれば調べてまいります!

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    • えむ より:

      こんにちは、楽しくブログを見させてもらっています!ロシアに旅行にいこうと計画中で、予定では中国からハバロフスクに陸路で入ってシベリア鉄道でウラジオストクへ行き、ウラジオストクから空路で日本に帰ろうと思うのですが、入出国の場所、方法が違っても観光ビザで大丈夫ですか?(ブログでロシアからドイツへ行ったとおっしゃっていたので
      、、)

      • ねこじま ねこじま より:

        えむ様

        コメントありがとうございます!中国から行かれるんですね!きっとワクワクドキドキな旅でしょうね、羨ましい限りです…!
        「中国から陸路で入国」「日本へ空路で出国」ということですが、ビザの有効期間内であれば問題ありません!私も空路でウラジオストクに入り、モスクワからは陸路でウクライナに行きましたよ!ただし、当然シングルビザの場合は一回しかロシアに入れないので、期間とビザの種類(シングルかダブルか)については注意してください!

        えむ様が素敵な旅を送れますように祈っております!(^^)

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