【不法侵入】廃墟探索は違法行為なのか?法律についてまとめてみた

廃墟

こんにちは、ねこじまです。

廃墟には興味があるけど、不法侵入なんじゃないの?
具体的にどんな法律に引っかかるの?
ねこじま
ねこじま

今回はこんな疑問についてお答えしていくよ

廃墟探索で抵触する可能性のある法律①:住居侵入罪・建造物侵入罪

まず、刑法130条というものがあります。

【刑法130条(住居侵入罪・建造物侵入罪・不退去罪)】
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する
ねこじま
ねこじま

なるべくわかりやすく説明するよ!

①廃墟探索が「住居侵入罪」になるケースは?

まず、廃墟探索が住居侵入罪に抵触するパターンですが、これは「廃墟(無人)」と思われていたものが、実は歴とした「住居」だった場合です。
住居とは人が起臥寝食(きがしんしょく)のために日常的に利用している場所で、一戸建ての住宅やマンションに該当します。また、敷地や庭なども含まれるようです。
これは廃墟に見えようとも、一般人の私的生活圏に無断で立ち入ることと同じなので、NGです。

②廃墟探索が「建造物侵入罪」になるケースは?

建造物とは、簡単にいってしまえば「住居以外」のものを指します。

たとえば、駅、学校、工場、倉庫、店舗、そして公共建造物など(官公庁の庁舎)。周りにある敷地も、建造物に含まれると解されています。

廃屋以外にも、廃工場や廃学校、そして廃駅。
いわゆる廃墟探索は、こういった「建造物侵入罪」に該当することが多いようですね。

③豆知識:「不退去罪」になるケースは?

ちなみに、無断で立ち入っていたところを退去の要求を受けたにもかかわらず執拗に残ろうとする場合には、不退去罪というものに問われます。
ただし、こちらはどちらかというホームレスさんなどが引っかかる法律なので、廃墟を探索して見つかってしまった場合は、不退去罪にならないよう直ちにその場を去ることが賢明ですね。
ねこじま
ねこじま

嫌だ!もっと写真を撮ってインスタでいいねを@#$%(ダメです)

廃墟探索をしても、必ずしも侵入罪に問われるとは限らないが…

ただし、こういった住居や建造物等の施設が「人の看守する建物」といえるかが大きな争点になります。
【人の看守】
人が事実上管理・支配しているという意味で、みだりに他人の侵入することを防止するに足る物的設備または人的配置のあること
一見空き家のように見えても、施錠されていたり、見回り人が監視している場合は、その建物を事実上管理していることになります。したがって、立ち入ってはいけません。

ただし、下記のような事例もあります。

「建築中のビルの1階で、他の区画とは区分され、道路に向けて広く開け放たれて、立入りを防ぐ物的施設もなく、守衛などの人的対応もなかった倉庫部分に立ち入った件では、住居侵入罪を否定した例があります。ただし、この条文の解釈として、建造物とは単に家屋だけでなく、塀に囲まれた敷地の構内も含まれるとされています。したがって、建物に施錠などがなくても、塀や柵があり、門扉が施錠されていれば該当します」
引用元:マネーポストWEB
ねこじま
ねこじま

合法とはいえないけど、管理の仕方次第ではグレーゾーンとして判断されることもあるみたいだね

廃墟探索で抵触する可能性のある法律②:軽犯罪法

仮に住居・建造物侵入に当たらなくても、軽犯罪法違反(潜伏の罪等)に引っかかる可能性があります。

【軽犯罪法】
■第1条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
①: 人が住んでおらず、且つ、看守していない邸宅、建物又は船舶の内に正当な理由がなくてひそんでいた者
㉜:入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者
※上記に該当すると、30日未満の拘留又は1万円未満の科料に処せられます。

①については、こちらは先ほどの住居侵入罪の拡大類型で、住居侵入罪の「侵入する」から「ひそむ(隠れて姿を見せない)」になっていますが、こちらに関しては時間的継続が必要とされるようです。

廃墟探索をして、実際に逮捕されることはあるのか?

ねこじま
ねこじま

まず結論としては、廃墟の探索は違法行為だよ。

とある有名廃墟ブロガーの栗原亨さんという方の言葉を借ります。

廃墟の探索は違法行為です。
敷地内は勿論、建物等に潜入した場合は「建造物侵入」物件によっては「住居不法侵入」になる事も有ります。
ガラス1枚割っても「器物破損」です。
また、管理物件内部の物品を持ち出せば「窃盗」です。明らかに棄ててあると思われる物でも場合によっては「占有物離脱横領」になる可能性も有ります。廃墟内にゴミを捨てるのは「不法投棄」になる。廃墟に火をつければ『放火』(重罪)です。

では、実際に廃墟を探索して逮捕までされるかどうかについては、
実はケースバイケースなことが多いようです。

ねこじま
ねこじま

むむ!?

ケース①:廃墟探索をした結果逮捕されない(罪に問われない)

まず、先ほど挙げた栗原さんですが、実は本人はバリバリの廃墟マニアです。

2020年1月にとあるコスプレイヤーが北海道の廃遊園地にて無断で写真撮影を行った件について、下記のような見解を述べています。

このように、30年間も廃墟探索を続けながらも逮捕を一度もされたことがない方もいるようです(単純に逃走スキルが高いだけなのかもしれませんが…)

ケース②:廃墟探索をした結果逮捕される(罪に問われる)

他方で、書類送検・逮捕をされてしまう人が一定数います。

実際、2019年1月に千葉県の廃墟に侵入した例がネットで公開されています。
この場合はネットで心霊スポットとして知られていた廃墟に、6名の男性が無断で侵入し、書類送検されてしまったという話です。

また、ツイキャスをするために廃墟に立ち入った人が逮捕されたという例もあります。具体的な記事は見つからないのですが、心霊系Youtuber界隈ではそこそこ話題になった話のようです。

ねこじま
ねこじま

詳しくはこちらの動画で説明されているよ〜

なぜ捕まる人と捕まらない人がいるのか?

答えはズバリ、管理物件か否かです。

管理物件に立ち入った際に警察に通報された場合、まずは警察は管理者に連絡を入れます。

この時に、管理者が被害届を出せば初めて「逮捕」に至ります。

逆に、管理物件でない場合(管理者が行方不明の場合)は、警察が管理者を見つけられないため、厳重注意処分で済むこともあるようです。悪質な場合は住居侵入・建造物侵入の「疑い」として保留され、後々管理者が見つかった際に罪に問われる可能性もあるみたいですね。

廃墟探索は違法行為なのか?まとめ

廃墟探索は違法行為と言えますが、逮捕に至るかはケースバイケースのよう。

先ほどの栗原さんみたいに30年間大丈夫な人もいれば、即刻逮捕に至る人もいます。

なお、一番良いのは管理者に直接連絡を入れ、許可をもらった上で探索することです。

当サイトでは廃墟に無断で立ち入ることは奨励しませんが、どうしても訪れたいという方は自己責任でお願いいたします!

ねこじま
ねこじま

グレーゾーンな部分もあるから個人のモラルに任せるけど、違法性は正しく認識しよう。そしてまずは許可を取れるか確認してみよう!

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